「経営リスク削減のためにも、定着率向上のためにも労務リスクを削減したいが、何から手をつければいいかわからない」、「働き方改革関連法、その他労働法の改正に対応できているか不安」という経営者・人事労務担当者の方はまずは「労務監査」で現状を可視化することを推奨いたします。
【医科診療所40名】セクシュアルハラスメントの相談
課題(労務状況・相談時の状況)
夜勤もある診療所のため交替勤務があり、ナースステーションにいる際には1人になることもありました。ある時「Aさん(男性職員)が、Bさん(女性職員)の体の一部を触っています。Bさんはおっとりしているから危機感を感じていないようですが、あれはセクハラです。なんとかしてください。」と他の職員からの相談が入り対応をすることに。しかし、ハラスメント対応方法は初めてで全く分からなかった。
ご提案の内容
・ハラスメント発生後の取り組み方法の指導
・再発防止のためのハラスメント規程の作成
・就業規則の懲戒規定の整備
・労務相談顧問
解決後の結果
今回は残念ながら、行為者のAさんは自己都合で退職ということになりましたが、ハラスメント問題に誠実に取り組んだため、被害に遭った職員Bさんやその他職員も組織に安心感をもっていただけました。
本件のポイント
ハラスメントに関しては、法律で対策が義務付けられています。従業員の安心はもちろん、やらなければならない措置を理解し実行する必要があります。今回は、事前措置が十分でなかったものの、発生後の対処が迅速かつ正確であったため大きな被害にならずに収めることができました。