「経営リスク削減のためにも、定着率向上のためにも労務リスクを削減したいが、何から手をつければいいかわからない」、「働き方改革関連法、その他労働法の改正に対応できているか不安」という経営者・人事労務担当者の方はまずは「労務監査」で現状を可視化することを推奨いたします。
ハラスメント研修で職場環境を改善:サービス業の採用・定着に向けた取り組み
現状と労務の課題
従業員50人規模のサービス業の企業では、採用時に応募がなく、昨年の離職率が高いという課題を抱えていました。そこで、従業員が働きやすい職場づくりを目指し、当事務所にご相談いただきました。
当事務所からのご提案内容
業の要望に応じてハラスメント研修を実施することを提案しました。
特にリーダー職以上を対象とし、日常に潜むハラスメントの難しさや無意識に生じる問題点について理解を深めるための内容としました。
オーダーメイドの研修資料:企業のニーズに合わせた研修資料を作成し、現場の実情に即した内容で進めることで、職場環境の改善に効果をもたらすことを目指しました。
この研修により、働きやすさを重視した職場環境の構築をサポートしました。
解決後の結果
ハラスメント研修を行ったばかりで、採用状況や離職率への効果はまだ測定できていません。しかし、リーダー職以上の従業員が日常に潜むハラスメントの問題に真剣に向き合う姿勢が見られ、今後の採用と定着への期待が高まりました。
研修を通じて、リーダー層がハラスメントの難しさに気づき、これを職場環境の改善につなげるきっかけとなったことは、大きな成果といえます。
本件のポイント
今回の事例で特に重要だった点は以下の通りです:
専門家である社労士への依頼:ハラスメントの問題に対して、専門的な知識を持つ社労士に依頼することで、企業の実情に合った適切な対策が可能となりました。
トップの認識と行動:ハラスメント研修が良い職場づくりに重要であるということをトップが認識し、すぐに行動に移したことが職場改善への一歩につながりました。
定期的な研修の方針:今回の研修をきっかけに、今後定期的にハラスメント研修を開催する方針を固めたことが、継続的な職場環境の改善に寄与する見通しです。
まとめ
採用難や離職率の高さに悩む企業にとって、ハラスメント研修は働きやすい職場を作るための重要な取り組みです。
今回の事例では、社労士によるオーダーメイドの研修により、リーダー層が問題に真剣に向き合う姿勢を持ち、今後の職場環境の改善への期待が高まりました。
ハラスメント防止に取り組む姿勢を定期的に見せることで、採用・定着の向上を図ることができるでしょう。